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スナック開業の流れ
店の形・物件・手続き・仕入れ・開店

読む時間 5分 / 2026年9月

スナックは、ママ1人とカウンターがあれば始められる店です。ただし順番があります。この記事は、店の形を決めるところから開店の日までを、7つの段階に分けて書きました。

1. 店の形を決める

最初に決めるのは、ママ1人で回すか、キャスト を置くかです。ママ1人なら カウンター席 だけの小さな店で十分で、家賃も人件費も小さくなります。キャストを置くなら ボックス席 が要り、店は広くなります。新宿区で席の記載がある店を見ると、カウンター5〜9席に、ボックスが1〜2卓、という店が多くあります。

もう1つは、営業時間です。夕方から深夜0時までにするか、朝まで開けるかで、あとの手続きと人の集め方が変わります。

ママのひとこと

最初は自分1人で回せる大きさにしました。席が埋まらない日に、家賃と人件費で苦しむのがいちばんつらいからです。

2. 物件を探す

居抜きを探す前の店のカウンター・冷蔵庫・製氷機・カラオケが残っている物件です。内装の費用が大きく減ります。スナックが多いエリアには、居抜きの物件も多く出ます。
見るところカウンターの中の広さ(ママが動ける幅)、製氷機と冷蔵庫が動くか、換気、トイレ、階段の幅(お客が酔って帰る道)、看板を出せる場所。
契約の前に家賃・保証金・契約の年数・原状回復の条件を書面で確かめます。前の店の営業許可は引き継げないので、自分で取り直します。探し方と内見で見る所は 居抜き物件の探し方 に。

3. お金の見積もり

金額は物件と場所で大きく変わるので、ここでは項目だけを書きます。全部を紙に書き出し、開店から半年は売上が少なくても払える額を「運転資金」として別に取っておきます。

物件保証金・礼金・仲介料・最初の家賃
内装と設備居抜きなら手直し分。製氷機・冷蔵庫・カラオケ・グラス・おしぼり用の保温器
仕入れ最初のボトル(ハウスボトルと棚のボトル)・氷・割り物・チャームの材料
手続き役所に払う手数料、講習の受講料
運転資金家賃・光熱費・人件費の半年分

4. 役所の手続き

お酒と食べ物を出す店は、開店の前に役所の手続きが要ります。行く先は3つで、どれが要るかは店の形(営業時間と接客のしかた)で変わります。詳しい条件は、物件が決まった時点で、それぞれの窓口に図面を持って相談するのがいちばん早く、確かです。順番と資格は 手続きと資格 に。

保健所飲食店の営業許可。食品衛生責任者の講習を受け、店の設備を見てもらってから許可が出ます。すべての店に要ります。
警察署深夜0時をすぎてお酒を出す店は、深夜酒類提供飲食店営業の届出。キャストが席に着いて接客する形の店は、風俗営業の許可。どちらに当たるかは、店の形を伝えて窓口で確かめます。
消防署防火管理者の講習と届出。店の広さと建物によって要否が変わるので、物件の管理会社と消防署に確かめます。

5. 仕入れとそろえる物

お酒は、近くの酒屋と配達の契約をします。最初にそろえるのは、ハウスボトル にする焼酎とウイスキーを各1種類、棚に並べるボトルを数種類、ビール、ソフトドリンク、割り物(水・炭酸・お茶)です。氷は製氷機で作るか、氷屋から届けてもらいます。おしぼりは貸しおしぼりの業者と契約すると、洗う手間がありません。

ハウスボトル
ハウスボトルは、焼酎とウイスキーを1種類ずつから。

6. 料金表を作る

料金は、入口と席に紙で出します。決め方は ハウスボトルと料金表の作り方 に、新宿区の相場と一緒に書きました。明朗会計 は、お客がはじめて入るときの一番の安心です。

7. 開店の日から

口開けの時間を決めて守る開店の時刻(口開け)を看板と案内に書き、その時刻に必ず開けます。時間が分かる店は、はじめての人が入りやすい店です。
名前を覚える最初の1か月は、来た人の名前と飲み物を覚えることが仕事です。2回目に名前で呼べれば、常連 になります。
情報を出す営業時間・定休日・料金・電話を、店の前と案内サイトに出します。スナック手帳にも、店の情報があれば載せます。
ハウスボトルと料金表の作り方 →

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